時計業界では「実用時計」という言葉が存在します。
なにをもって実用とするかは人それぞれだけど、それを言ってしまうと話が終わるので、一般論を少し書くと以下のようになるかと。
適度なケースサイズ
32mmから42mmほど
適度な防水性
最低でも生活防水
適度なデザイン
奇をてらわずオーソドックスな方が良
適度な価格
日常使うのに慎重になり過ぎないもの
およそ簡単に言えば以上のようなところでしょうか。
高級品ならロレックスオイスターやオメガシーマスター、あるいはタグホイヤーなど。
中級品なら国産の普及品。国産でもGSやザシチズンなどは別格。
低級品ならチプカシやスウォッチ、アルバにレグノなど色々あるけれど気兼ねなく使えて実用にも十分耐える優れものは多い。
そもそも気兼ねなく使えるというのが実用時計の根底にあると思う。
そういう意味ではスウォッチやチプカシのクオリティは必要十分でそれ以上必要と思わなければ終わってしまう代物だと思う。
しかし、わざわざ時計掲示板やSNS、そしてこのブログを見ていただいている方々は殆どそう思わない部類に入る方々でしょう。
自分も含めて、皆々様にとっての実用時計を定義するのは非常に困難です。
先に箇条書きした条件を伴わずとも、「これが私の実用時計なんだ!」って思ってしまえばいいんです。
サイズは非常識でなければどうにか服装で工夫してみるとか。小さい場合はまず大丈夫ですが例えば大き過ぎたときはそれにあった袖口のシャツをオーダーするとか。
防水性などなくても、例えば古いビンテージだとしても雨の日は濡れないように注意するといいし。価格はなんとか頑張って多少高くてもそれが実用時計だと言い切れるくらいに自分を高めていく。笑
要するに、腕時計に対して無頓着でなければ、自分の惚れた時計を実用することは、どんな時計でも可能ですね。その気遣いができない人ならば、このブログは御覧になられていないと思います。
脱線しましたが、
いわゆる極めて一般的な実用時計といえば最近、人から頂いたこの時計は極めて優れていると思う一品であります。
詳細は他所にも書いていますので、そちらも御笑覧いただければ幸いです。
http://bodie.web.fc2.com/a-chan/echolo/ced.html