緑文字盤が流行っているそうです。
セイコーも昨年は1968ダイバーズでディープフォレストというモデルを限定で出しました。
これ、ワンピースケースで8L搭載、仕上げは上等で実は結構気になってて、何度か買いかけましたが、前に書きました通りセイコーダイバーズに僕が求めるものは仕上げの高級品ではないだろうと、大枚を使わずに済む言い訳を考え購入意思は闇に封鎖できたわけですが、今年のSinnからも魅力的なモデルが出てきました。
何故でしょうね、今まで色の第一選択としては黒か青だろうと思っていたのが、緑が徐々に選択肢として日常に入って来るようになりました。歳とってきたせいかもしれません。
精悍な黒、若々しく爽やかな青、緑のイメージは、やはりまずは新緑。そして季節とともに色濃くなる深い深緑。それが何か落ち着きを醸そうとするのかもしれないです。
さて、Sinnですがパッと見て良いなと思ったのはこのモデル。
なんだまたダイバーズ?
と自分でも思ったのですが、よく見ると違いました。
200m防水ではなく20気圧防水。
裏はガラス越しにETA2836が見えます。
この時計はダイバーズでないわけですが、元来ダイバーズで裏蓋がガラスというのはどうかなと個人的には思います。わざわざ壊れる要素を増やさなくてもと。
でも印象として、この裏蓋の作りも特殊時計専門家のSinnですから見た目にもしっかりした作りですね。安心感があります。
Sinnにはよくありますが、ベゼルは経過時間ではなくカウントダウンタイマー。
これ、わかるんですが、普段使う時に見にくくないか?と僕は思います。
常に残り時間を刻まれてるようでどうも落ち着かないような。慣れでしょうかね。普通のダイバーズベゼルの方がいいなと僕は思います。
ケチをつけているようですが、Sinnの無骨でスッキリした道具然とした腕時計作りは非常に好ましく思います。まさに計測器。
某国産メーカーのような鈍臭さが全くない。
もっとも、
個人的には愛すべき鈍臭さではあります。