1970年代のオリジナルサードと現行のタートル(サード復刻)は似て非なるもの。
つまり見た目の印象はほぼ同じだけど、もちろん機械が違うし秒針のドットの付け方も違うし竜頭のねじ込み部分の構造も違うしケース形状も若干異なる。特にラグの形状は随分変化をつけている。オリジナルは四隅での内側カーブがきついが、タートルは緩めの絞り込み。これにより若干ではあるが、タートルは縦長が増えている。違うとはいえ高次元で復活させたケースデザインをラグ部分でどうして変更したのか、遅まきながらわかりました。
オリジナルのサード(写真は他所より拝借)
タートル
お分かりでしょうか。
オリジナルはラグに貫通穴がありません。
タートルの方は貫通穴があります。
絞り込むことでラグの端の厚みがタートルの方が薄くできていますから、貫通穴が設定できているようです。これによりベルトの交換は貫通穴なしのオリジナルサードよりはるかに簡単。
ダイバーズウォッチは普通の腕時計よりもベルトを交換する機会が多い時計ですから、これは重要な変更と言えると思います。
追記)
更にわかりやすい画像を添えますと、
こちらがオリジナルのサードダイバー
そしてこちらが復刻と呼ばれているSBDY015
はっきり言いますと、
これはもう別物です。
ラグの形状がこれだけ違うと復刻版と言うよりは、旧いダイバーズに倣った新型と呼んでいいと思います。