気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

一生モノの腕時計 (オモイ)

機械の心配を数回にわたってネガティブな立場で書きました。

結局、

メジャーメーカーの汎用機械が最も安全であります。

しかし、それでいいの?

っていうことです。

修理の安心感から一生モノを選ぶというのは、単に一面だけであります。

もちろん重要ですし、自分も敢えて汎用機械を選んできた経歴があります。しかし、

それが一番大事なことではないでしょう。

とも思います。

一生モノはまさに相棒と呼べるもの。

喩えは悪いですが、結婚するときに相手が丈夫であるということが一番の重要項目でしょうか?

いや、そういう古い時代もあったかもしれませんが、今は違いますよね。

箇条書きにできる長所や短所は「好き」という気持ちの前には大きな意味を成さないのではないか?例えば長所だと思っていたところが急に消えてしまったら嫌いになるのか?あるいはそうであったとしてもその程度の「好き」であるならば一生モノとしてはどうかなと思います。

 

欲しいと思った時の理由は様々でしょう。

それは実につまらない理由だったかもしれない。

だけど長く付き合ううちに、それ以上の感情が根付く。

とにかくじっくり腰を据えて付き合うことです。

じっくり付き合うとモノにオモイが乗っかってきます。

それが一生続くものが、結果として一生モノになるのだろうと思います。