ケースはかなり頑丈な部類に入るんじゃないかと。
昔、スピマスプロ野郎という専用のサイトがあって、どこかの時計屋さんがNASAも驚きそうな派手なテストをされていましたが、壊れませんでした。ただ、30気圧だったかな?高気圧テストで裏蓋が変形してしまったようでした。
スピマスプロは日常生活防水です。
僕も随分昔に知り合いの時計師さんに20気圧加圧してもらいましたが、大丈夫でした。
でもこういうことを書くと、何しても大丈夫じゃないかとなりそうですが、絶対に違います。
2年前にスピマスプロをOVHしました。メーカーOVHです。ちなみに価格は7万円。
メーカーにOVHを依頼した理由の一つに防水性能の劣化がありました。
その前年に富士山登山に行くのに冒険家よろしくスピマスプロを持っていこうと、近所の時計屋さんでテストしてもらったら5気圧をクリアしませんでした。
プッシュボタンの戻りも悪かったし、おそらくそこからの漏れだったと思います。
スピマスプロを山やアウトドアに持っていくのはやめました。
メスナーや風間さんが南極で使ったスピマスプロですが、冒険の前に必ずメンテナンスはしてあるはずです。それを一回ごとにできるならいいですが、普通はしないでしょう。
スピマスプロのケースは機械のサイズに対して大きく、防塵、防磁の効果もあるインナーケースで二重に保護されていますから、ほんのすこしG -SHOCK的な効果もありますから比較的頑丈と言えるでしょう。これをデカ厚という言葉もない1960年代に作ったというのですから、NASAテストの時に他社のクロノグラフに比べて優位だったのだと思います。素直に当時のデザイナーには賞賛をおくりたいです。
G-SHOCKなら楽勝でクリアできるテストですけど。
でも、稼働部品がある穴が3つもあるのを常時信頼して使うには定期検診が必要ですね。
G -SHOCKの弱点もそこにあると整備もできる時計屋のオヤジさんも言ってました。
でも一万円で定番が買えるG -SHOCKとOVHに7万円もかかるスピマスプロを比較しても仕方がないですね。
なんだかG -SHOCKの宣伝になってきそうなので、今日はこの辺で。