気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

スマートウォッチと時計文化

ほんの数年前ですがアップルウォッチが出始めてスマートウォッチが湧き出した頃、

フィリップ・デュフォーさんというスイスの時計師さんにお会いできる機会を得ました。

スマートウォッチは従来の腕時計に対してライバルあるいは脅威になるでしょうか?という司会者の質問にデュフォーさん、「昨日今日、若者の腕を眺めてると腕時計をしていない人が多かった。スマートウォッチを使う習慣を持てば、いずれ機械式時計を使うようになるかもしれない。まず腕に時計をつけるという習慣が復活するのは寧ろ歓迎すべきことです。」とのこと。ある意味、楽観的な見方ではあります。スマートウォッチと機械式時計では必要とされる立ち位置がかなり違います。

しかし、真摯に機械式時計を作り続け、腕時計を使うという習慣、というよりも文化をデュフォー氏は大切に考えられていることがその他のトークからもヒシヒシと伝わりました。

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