気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

モーリス ラクロア レベイユ

20世紀末、某雑誌社でラ ショー ド フォンのモーリス ラクロアを時計ファンが数人訪れる企画があって、もちろん応募したんですが残念ながら選ばれませんでした。とはいえ選ばれる気満々だったので、訪問用にモーリスラクロアを買った阿呆な自分がいました。
それがこれ。

f:id:echolo223:20191112232328j:image
ただ、今見ても良い時計だなと思うのです。
装飾を丁寧に施したアシールドのアラームにギョーシェ加工のケース、文字盤には白蝶貝をさりげなくあしらわれている。竜頭にはオニキス。

f:id:echolo223:20191112233304j:image
「非常に美しい。」一目見て思った記憶があります。
当時はポケットマネーで躊躇なく買える値段でしたが、今同じものを作ったらどれほどの価格設定なんだろうと眺めては今の時計価格のバカバカしさも思うのです。


イベントに参加できなかった後もしばらく気に入って使いましたが、どうも男の腕に似合うとも思えず妻に預けました。時折今でも気に入って使ってくれてるようで腕時計も快調に動き続けています。一度OVHしましたが20年ほど何事もなく使えているのでオールドムーブメントもなかなかやるなと見直す次第。オメガのルネッサンスとかジャケエトアールとかオールドムーブメントを載せるのがちょっと流行った時代でもありました。

f:id:echolo223:20191112233225j:image