気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

煩悩の表現

多機能を求めた時計は多くあります。

その昔はクロノグラフ、ミニッツリピーター、パーペチュアルカレンダーなどがそうだったかもしれません。これらは一つの道具に色々詰め込んで済ませたいという煩悩が産ませたものだろうと思います。その技術やアイデアは賞賛されるべきでしょう。

しかし現在では電子電波技術が発展して多機能の究極でもあるスマートウォッチなどがあり、もはや機械式のそれは古き時代にあった煩悩の化石。

恐竜にしてもそうですが、化石であろうと、今も残るものはその当時に精一杯生きた者達の大きなる遺産だと、この時計を眺めていると思います。

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ほんの少し見えただけでそれとすぐわかるデザインは天晴れでありましょう。

そしてそれが目的をしっかり持つ機能の一部ですから大したもんだと思います。f:id:echolo223:20210313214849j:image