気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

ムーンスウォッチ 一考

久しぶりの更新になります。

昨年、ムーンスウォッチというオメガとスウォッチ のコラボレーション時計を買いました。

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腕時計好きの方はもちろんご存知。そうでない方も…(そうでない方はこのページには来られないか…)

これが購入当時、通販はしていない(現在は知りません。偽物も多いらしいのでご注意を)ということで、見送っていましたが、たまたま大阪に用事があって心斎橋を歩いているとスウォッチ ショップがありましたから寄ってみると在庫がたまたまあったというお話ですが、選べる状態ではありませんでした。それでも、数色あるモデルから買うならこれだなと思ってた色でしたので、ついてました。

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しかし、どうしてオメガがスピードマスターの名でスウォッチ から出したか?は未だ謎ですが、素人…時計屋のオヤジさんからは、「あなたはこちら側の人間ですよ」と言われてますが…ながら考えました。

そもそも、腕時計はスマートフォンの影響で駆逐される分野の代物だったのに、時計店に強盗が入る事件が示すように今の腕時計は確固たる価値を確立したと言えるでしょう。高級時計に限っての話ですが、宝飾品として扱われています。ロレックスに関してはもう優良株式と同じかそれ以上…

高級腕時計メーカーは生き残りました。

そもそもスマホショック以前にも高級時計が駆逐されかけたことがあるのです。1970年代から1980年代。俗に言うクオーツショックですね。

そこから亡きハイエック翁が安いクオーツを逆手にスウォッチを思いつきオメガを奉り成功した経緯を知る人はだんだん減ってきているかもしれません。その功績がなければ今のスイスウォッチ高級時計市場は無かったと言っていいでしょう。その当時のことを知らない世代はオメガがスウォッチとコラボなんて、安価でスピードマスターが手に入るくらいにしか思えないかもしれません。

でもね、違うんです。オメガとスウォッチは同じグループである以前に相互扶助の関係に元々あったんです。スウォッチ で得た資金がなければオメガへの投資も叶わなかったでしょうし、オメガを知る世代は、あのスイス時計がこんな値段で?とスウォッチ を求めたか疑問ですし。

そんな強烈なコラボをやっと形にできる日が来たのだろうと思います。

つまりムーンスウォッチはスイス高級時計復興のオマージュ。一つの歴史のプレゼントだと僕は思うのです。一つの歴史とはすなわち、スイス高級時計界の父、亡きハイエック翁であります。

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色は未だ自由に選べないかもしれません。

それに33500円も出せるか!って意見もありましょう。

僕は腕時計を愛する大人のガチャ感覚で、この出会った一本と付き合っていこうと思います。純正ベルトは使いにくいので色を合わせたNATOベルトに換装されることをオススメします♪

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