気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

郷愁に浸るにはまだ早い

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30年愛用している腕時計

もうずいぶんと昔の話。
当時若者だった僕は、年老いたときに自分の人生の時を刻んできたといえる道具が欲しかった。真っ先にうかんだのが機械式腕時計でした。腕時計の針の動きを眺めながら、歩んできた日々を振り返って郷愁に浸るのも悪くないと。当時なんとか手に入れた高嶺の花だったオメガスピードマスター。時計好きには言わずと知れたムーンウォッチ。宇宙に憧れる若者年とってはうってつけの時計でした。
もうそろそろ30年。郷愁に浸っても良い頃なんだけど、まだまだそれを許されない多忙な毎日。スピードマスターも全く問題なく当時のまま動き続けています。まだまだこれから頑張れと言わんばかりに。OVHは3回ほど。10年に1回くらいのペースです。
自分が使う時を刻む道具はもうこれで十分いいけれど、腕時計よりも更に郷愁に浸れる道具を遅まきながら見つけた。それがカメラとそこから生まれる写真。少し気づくには遅めだったかもしれないけれど、まだまだ30年くらい頑張ってみようと思います。本当に郷愁に浸らなければならないその日まで。