アンティークとはアメリカが1934年に定めた通称関税法によると最低100年経った美術工芸品。とすればアメリカの定義だと腕時計にアンティークはない言ってもいいけれど、ヨーロッパでは骨董品とアンティークが同義語で明確な定義は無いようです。
およそ、
80年代から90年代までの時計をオールド。
50年代から70年代までのをビンテージ。
40年代以前のものをアンティーク。
こんな感じで表現しているような傾向と考えられます。
これも明確ではないので、便宜上というか、雰囲気なんですけどね。アンティークにしろビンテージやオールドにしろ見た目も悪く整備もされておらず所謂ボロボロなのはジャンクというらしいです。
こんなことを考えるのは、自分が90年代に買った時計を見て、これもいずれアンティークと呼ばれるようになるかなと思ったからです。
大事に手入れや整備しながら使い続けてうまく枯れさせた腕時計は絶対に新品の時計に出せない深みが生まれます。僕ら時計好きはそういうアンティークウォッチメーカーとも言えるんじゃないでしょうか?
今何気に使ってる手元のスピマス。
94年製で今はオールドウォッチ。
あと20年もすればビンテージウォッチと呼ばれ、40年使い続ければアンティークに昇格。
そこまで深みを出せれば、腕時計好きとして人生を全うできそうな気がしています。
持ち主がまず元気でいないといけませんね。