気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

スピマスプロって…平成の最後に一言

「歴史の記憶装置」 この言葉の重みをしっかりと次代に繋ぐべき腕時計の一つ。 頑丈とか高価とかデザインとか、ましてやブランドやステイタスなんて箇条書きできる全ての項目を超越したところにある時計。 人類の財産と言っていいかもしれません。 それがわ…

スピマスプロって頑丈?その4

地球以外の星で初めて使われた腕時計、それがスピマスプロ。未知の場所で使えるというのは、頑丈に思えます。でも月面で使われたのはスピマスプロだけではなくブローバも使われています。これにはバルジューの手巻きが使われていました。製作は当時ブローバ…

スピマスプロって頑丈?その3

ケースはかなり頑丈な部類に入るんじゃないかと。 昔、スピマスプロ野郎という専用のサイトがあって、どこかの時計屋さんがNASAも驚きそうな派手なテストをされていましたが、壊れませんでした。ただ、30気圧だったかな?高気圧テストで裏蓋が変形してしまっ…

スピマスプロって頑丈?その2

まず最初に、 比較で言うと当たり前だけど機械はシンプルな方が頑丈ということ。 そういう意味では機械式のクロノグラフでシンプルな三針時計よりも頑丈なものはないと言っていい。クオーツにしてもデジタルは除外してアナログタイプは壊れやすい。 もちろん…

スピマスプロって頑丈?

オメガスピードマスタープロフェッショナル 言わずと知れたムーンウォッチ。 月面で最初に使われた腕時計。 NASAの厳しいテストをパス。 僕も長年愛用している時計の一つです。 この時計が本当に頑丈なのかと論破した文章を見たので期待して読むと… ・レマニ…

アップルウォッチをアウトドアに使う

スマートウォッチについての論議はまた別の機会に書きたいですが、今回は目についたのでチョコっと。 アップルウォッチは世界で最も普及しているスマートウォッチですが、これをアウトドアでも使おうということで、ミリタリー調の耐衝撃ケースがNESTOUTから…

セイコー シリコンストラップ

最近のセイコーダイバーズに使われるストラップにはシリコンストラップがつけられています。以前はウレタンでしたが、ウレタンの性質上経年使用でちぎれてしまうという経験をされた方は多いと思います。G -SHOCKも同じです。主に加水分解という反応によるも…

冒険家にはなれないなぁ

シチズンさん、太っ腹! なかなか渋い企画をしてくれます。 https://citizen.jp/promaster/30th/campaign/index.html#campaign01 自由に仕事休めたら挑戦したい! 無理だけど…休めない… こうやって大きな冒険のチャンスはあっても、普通は日常に押されてでき…

腕時計 という名の アクセサリー

腕時計の歴史を辿れば、軍用時計に行き着きます。ボーア戦争だかで兵士が懐中時計を腕に巻いたのが始まりだとか。 そしてもっと遡れば貴婦人方のアクセサリーだったと。 それはとてもちゃんと機能するのではないあくまでもアクセサリーだったと。権威の象徴…

深緑の季節 セイコー ディープフォレスト

数日前ですが購入しました。 セイコーマリンマスター ディープフォレスト 二つのネット本拠地では既に記載していますので、リンクを貼らせていただきます。 FIVE MEN’S FAVORITES http://bodie.web.fc2.com/a-chan/echolo/pg188.html WEB クロノス(メンバー…

一生モノの腕時計 (オモイ)

機械の心配を数回にわたってネガティブな立場で書きました。 結局、 メジャーメーカーの汎用機械が最も安全であります。 しかし、それでいいの? っていうことです。 修理の安心感から一生モノを選ぶというのは、単に一面だけであります。 もちろん重要です…

一生モノの腕時計 (使うの?使わないの?)

腕時計を修理もせずどうしても何十年ももたせるにはどうしたらいいか? 答えは簡単。 使わないことです。 でも家宝の茶器でもあるまいし、使わないままの腕時計は既に腕時計としては終わってて、家宝の茶器以下の存在でありましょう。価格に反映される値打ち…

一生モノの腕時計 (ハウスモノ)

ETAの2010年問題から自社製機械が雨上がりのミミズのようにあっちこっちから出てきました。それは腕時計の価格アップとプレミアム製にもつながり、メディアの提灯記事の影響もあってか、バカバカしい価格を平気でつけるようになっています。 しかし企業も生…

一生モノの腕時計 (安心できる機械)

では定番の機械とは? 長く作り続けられている機械であること。 日本にいても手に入りやすいこと。 候補として最右翼は、やはり機械式腕時計。 理由はローテクだからです。ローテクなものほど直しやすいのは当たり前です。 そして機械式の中でも ETA全般 セ…

一生モノの腕時計 (長持ちすること)

先に書いた賢人達の一生モノ三項は実はどれも切り離しては考えられない。 忘れてはいけないことは、 「モノは壊れる」 ということです。 古来よりそれは変わりません。 人間もモノもそれは同じ。 一生モノを考えるとき、そのモノを生涯使いたいならば、モノ…

一生モノの腕時計 (定義)

過去に賢人達はこう言いました。 ・長持ちすること ・修理できること ・裏切らないこと どれも納得であります。

一生モノの腕時計 2 (ネガティブな見地から)

「一生モノの腕時計」という表現が流行ったのは実はもうかなり前のことで、今は減ってきている気がする。 その原因の一つは、腕時計の購入層の年齢が上がったということ。 21世紀の初めくらいに腕時計ブームが起こった。WIN95や98がようやく世にITというもの…

一生モノの腕時計 (ベタなネタ)

「一生モノの腕時計」 そういうカテゴリーが腕時計業界にはキーワードとして存在します。 随分昔からこの話題は語られ、もう出尽くしているかもしれないですが、時計好きを26年浅く狭く、造詣を深めてもこなかった自分が語るには重いネタではありますが、一…

存在の耐えられない軽さ

そもそも始まりは去年の今頃にSNS繋がりの友人が軍用時計について書き始めたのに影響されたことによる。 最初はTIMEXから。 直径36mmのクオーツミリタリーはステンレスのケースだが、43gと非常に軽い。 軍用時計も含めてスポーツウォッチについて考える時、…

サード と タートル の違い

1970年代のオリジナルサードと現行のタートル(サード復刻)は似て非なるもの。 つまり見た目の印象はほぼ同じだけど、もちろん機械が違うし秒針のドットの付け方も違うし竜頭のねじ込み部分の構造も違うしケース形状も若干異なる。特にラグの形状は随分変化を…

サード復刻 に メタルブレス

サード復刻の日本正規品はシリコンストラップ仕様しかありません。 サード復刻が生産終了にならないうちにと純正メタルブレスを注文していました。 価格は23000円ちょっと。 もう20000円出せば時計付きの実売価格に近ずくのですが、それは個人のお好みで。僕…

オメガ の ダイバーズウォッチ

ここ10年近く、 オメガは高級化路線を突き進んできました。 既存のデザインを活かしつつ機械や外装や仕上げに手をかけ、美しいと言える工芸品の域を作ろうとしているようです。それは同じスウォッチグループ内でのオメガというブランドの立ち位置を上方に上…

ベル & ロス のダイバーズウォッチ

格好いいダイバーズが出る。 世界999本限定。ブロンズケースの深緑文字盤。 好き嫌いはあると思いますが、僕は文句なしに格好いいと思います。 300m防水 ということですが、裏はネジ止め。 防水性はパッキンで決まるので厚みと密閉度が合えば300m防水は可能…

松本零士 氏と腕時計

宇宙戦艦ヤマト、銀河鉄道999、キャプテンハーロック… 松本零士さんの作品は壮大な宇宙をテーマにした作品が多く、僕も子供の頃からファンで独特の宇宙観に影響されました。アラフィフの御仁にはお仲間が多いのではと思います。 松本零士さんといえばかなり…

セイコー サード復刻 アウトドア デビュー

今朝は天気が良かったので、低山トレイルランニングで試用してみました。 長めのシリコンバンドは袖の上から楽々装着できるので便利です。ピッタリサイズの革ベルトだと厚めのアウターでは寸足らずで使い物になりません。 ダイバーズウォッチの良いところは…

Sinnの新作で気になったモデル

緑文字盤が流行っているそうです。 セイコーも昨年は1968ダイバーズでディープフォレストというモデルを限定で出しました。 これ、ワンピースケースで8L搭載、仕上げは上等で実は結構気になってて、何度か買いかけましたが、前に書きました通りセイコーダイ…

アウトドアウォッチ 考察6

フィールドで多機能時計は必要か? 気圧、高度、温度、方位がわかる多機能ウォッチ。写真は初代プロトレックトリプルセンサー。フィールド多機能ウォッチの最初でしょうか。 他にもGPSデジタルウォッチもあります。 これらの多機能ウォッチがフィールドでど…

アウトドアウォッチ 考察5

ベルトについて補足です。 アウトドアでは夏でも長袖を着ることが多いですね。 最近は夏の海でも紫外線避けにUVの長袖を着たりします。 腕時計を日常生活で通常使用する場合は腕に直接つけますが、アウトドアでは長袖の上からつけることもしばしばあります。…

アウトドアウォッチ 考察4

メタルブレスかストラップか? ケースはなるべく引っかかりの少ない形状で文字盤は見やすいものである方がいいと前回に書きました。 あと付け足すなら、メタルブレスは使わない方がいいということです。 アウトドアでは何かにつけてぶつけたりすることがあり…

アウトドアウォッチ 考察3

前回にあげたセイコーの新作で触れましたが、 アウトドアでは出っ張りがいろんなところにひっかかります。 腕時計で言うと一番は竜頭でしょう。 できれば捻じ込み式竜頭が良いです。 普通の押し込み竜頭はリュックに引っかかって止まってしまってたことがあ…