気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

記憶装置

腕時計は思い出の記憶装置になりうる。

例えばこの時計。

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コロナ自粛で自転車ライドもコースは近所周回。もちろんマスク着用。

 

この時計を腕にするといつも思い出すのが、2015年の単独淡路島一周。155km。

南淡路の荒波沿いの延々と続くロードに萎えながら、待ち受けてた急登は足がつりそうになった。それでも穏やかな島東西の海景色は爽快だったし、南淡路の試練も乗り越えた快感は今でも忘れない。

 

相棒のセイコーソーラーチタンダイバー。選んで正解だった。いつも言うことだが、本気のアクティビティーには軽い装備がいい。もちろん軽いだけでなく頑丈さと信頼たる機能は伴って当たり前。本当にキツイ時には装備の面倒なんて見てる余裕はない。相棒に気遣っていては身がもたない。

現在のコロナ騒ぎでは多くの人がピンチに立たされていると思います。こんな時こそ本当に大事なものは何かわかる。いかに無駄なものに囲まれていたかも。必要なものは多分僅かだろうなと思います。生き抜くことが大切。健康も生計も。なんとか乗り切りたいですね。乗り切らないといけませんね。

 

セイコーチタンソーラーダイバー、

単独淡路一周、

チャリダーの間ではアワイチと言います。

これを為し得た時の思い出と共に過ごせる

ここ何十年かの人生でおそらくもっともつまらないものになるだろう今年のGWを乗り切っていきたいと、今日はショートライドに選んでみました。

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(上の3枚は2015年夏の写真)

 

 

 

電池時計の弱点

心配はしていたんです。

電池交換式時計っていずれ電池が供給されなくなったらどうなる?

無用の心配だろうと思いつつ…

 

現在コロナ禍の真っ最中。

 

腕時計ではないですが、体温計の電池がどこも売り切れで入荷も未定。

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(ほーらきた)

平常時であれば心配ご無用であっても有事となれば途端におかしくなる。

コロナ禍以上の有事であればもっとひどいことに。もっともその時は時計電池どころではないでしょうが…

電子式体温計の電池節約のため、時間に余裕があれば水銀式体温計を使っています。

 

体温計と腕時計は一緒ではないとしても、

いざという時に本当に頼れるのはローテクなのかなと思う次第であります。

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やっぱりいいね!手巻き時計

腕につけなくても、

そっとポケットに忍ばせていられる。

クオーツもいいけれど、

手で巻く所作は捨てがたい。

 

ポケットに重いスポーツウォッチを入れるのも違う気がする。

スポーツウォッチは腕につけてこそのもの。

軽く、そしてできれば薄型がいい。

ポケットから出した時に違和感のないもの。

汗も関係ないので革ベルトがオススメ。

 

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スピードマスター 321復刻

ステンレスモデルでも結構に高価。

税込み1661000円。

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セラミックベゼル等の外装グレードアップはあれど、通常1861モデルの約3倍の価格は高価と言わざるを得ない。

けれど、321というムーブメントは前述したようにコレクター向けと考えられるので、ちょうど良い価格とも言える。いやむしろ安いかもしれない。

もともと、

1861のスピードマスタープロフェッショナルが現代の時計相場を考えればコスパが高すぎる。

これは昔からそうだけど、

おそらく考えられる限りの逸話でスピマスプロほどぶっ飛んだ逸話を持つ時計はないし、機構的にもずば抜けて魅力がある。

なのに実売50万ほどで買えるのは、買わない理由を書き上げられるディープな時計オタ以外の人が買わない理由が逆にわからない。

1861スピードマスターは持っていて損はない時計の筆頭だと思います。

321に関しては、1861があまりにメジャー過ぎて人と差をつけたい人。アポロ月着陸と同じムーブメントでないとやだ!という人にはいいでしょう。861が宇宙で数多く使われていた事実はありますが、月面で使われたかは不明です。ただし、NASAのテストにはパスしています。

そして現在最も信頼できる手巻きクロノグラフ であることも事実。それはおそらく321復刻よりも頑丈なはずです。

 

 

スピードマスター 321の復刻

書こうと思いながら無駄に時間が過ぎてしまってました。

321の復刻をどう捉えるべきか?

自分的になかなか消化しきれていません。

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悪くはない。

けれど誰に必要なのかわからない。

価格を考えてもコレクター向けであることは間違いない。

何故オメガがこれを復刻したのかさっぱりわからなかった。

 

 

 

ダイバーズウォッチ礼賛 自粛ムードの中…

コロナウイルスは人に感染するだけでなく、経済をも大きく蝕んでいます。

時計業界も売れ行きは落ち込んでいると容易に想像できますが、各分野耐え忍んで欲しいところ。

時計好きを初めて27年になりますが、こんなことは初めてです。

特に金属に付着した場合のウイルス生存時間が意外に長いので、

外出からの帰宅時は腕時計も丸洗いできるものが良いと思われます。

メーカーの説明書によりますと、10気圧以上の強化防水でも水道水で直接洗うのはやめて欲しい旨がありますが、よほど強い水流でなければ大丈夫だろうと思います。ただ年数が経っているものはパッキンの劣化が心配。

こういう時は素直にダイバーズウォッチを使用するのが吉。

遠慮無く洗えます。なんなら私は石鹸つけて洗ってます。特にベルト部分は。

洗えない場合はウェットティッシュで丁寧に拭くのがいいかも。でもウェットティッシュも品不足のようですから、やはりダイバーズウォッチが最善。

時計好きは今こそダイバーズウォッチを活躍させる機会です。丘ダイバーでも意味ある使用であります。

持ってない人は勿論、

年数経ってて防水が心配なら新しいダイバーズを買いましょう。f:id:echolo223:20200315123612j:image

 

アストロン VS アテッサ(サテライトウェーブ)

備忘録代わりにブログに残します。

アストロンは毎日2回(成功すれば1回)衛星からの電波を拾おうとします。

アテッサは6日の間に強制受信がなければ自動受信で電波を拾おうとします。

この違いはセイコーシチズンの考え方の違いが明確に出ています。

セイコーはとにかく電波拾いまくって絶対精度を出す。

シチズンは時計そのものの精度を上げて衛星電波は補助として使う。

というのは、

アストロンは電波を拾わなければ月差±15秒のクオーツ時計であるところ、

アテッサは電波を拾わなくても月差±5秒という高精度クオーツなので、電波補正の回数が少なくても、元々精度が高い。

結果として満充電からのバッテリー持続時間にも影響するでしょう。

毎日2回受信してもアストロンは満充電から6ヶ月電池持ちます。低電力で動かす技術力はセイコーが積み上げてきた技術なので、これも評価できます。

どちらが好きか?

好みの問題ですね。

ちょっと違いますが、

キャノン VS    ニコン

みたい。両社のレンズの作り方も社風が見えて面白いです。(また別の機会に)