すでに巷の時計屋さんに溢れている気軽に買えるサード復刻ではなく8L雫石製の特別バージョンが7月に限定2500本でセイコーから出ます。
価格は巷サードの10倍近く。
サファイアガラスに8Lキャリバーというのはそれほど凄いのか?
正直言ってセイコーの8L積んだダイバーズの価格は6Rダイバーズ4Rダイバーズあるいは7Sダイバーズに比べて極めて高価。完全に壁というか棲み分けができているように思えます。
普通にダイバーズウォッチらしくアウトドアで気兼ねなく使うには後者の方が適しているでしょう。セイコーダイバーズですから頑丈だし、壊れても整備費用は安いし、なんなら買い直してもいい。どの道整備と言ってもムーブメント丸ごと交換です。これぞ超量産機の強み。時計が傷ついたり凹んだりしても自分がそれだけアクティブだった勲章になります。8Lダイバーズはそうはいきません。整備費用も高く、傷ついたり凹んだりすると自己嫌悪で落ち込みそうです。
両者は元来、目的が違う気がします。
もっとも、
数十万する8Lダイバーズが安い時計と思える人には、この理屈は無用ですけどね。