ラグジュアリースポーツウォッチという意味不明な言葉が時計業界で流行りかけてる。
なんのことはない。ちょっと頑丈そうなケースにガッチリ系のベルトが合わさった時計のこと。昔からあるモデルで言うとロイヤルオーク、ノーチラスなどなど。入れたくないけどインヂュニアも入るかも。(個人的にインヂュニアは実用品と思っています)
値段もブランドもデザインも違いますが、そのどれもが共通して言えることは、重いということです。
ラグジュアリースポーティウォッチならいいけど、スポーツウォッチではない。
スポーツウォッチは軽くないといけないのです。
そういう意味ではリシャールミルはアリかもしれないけれど、あえて付け足せば壊れても惜しげない時計であることも最低条件に加えたい。
リシャールミルが壊れたってなんとも思わない人にはどうでもいい話ですが…
スポーツで使う時計は、
軽い
見やすい
惜しげない
この三点は最低条件。
できればデジタル表示があるほうがいい。
秒単位を測るのに針よりはデジタルの方が読み取り誤差が少ないし瞬時にわかりやすい。
補足すると
スポーツウォッチとアドベンチャーウォッチは別分野で考えてもいいと思います。
スポーツにはデジタルが合いますが、アドベンチャーではアナログが合う場合もあり、どちらも一長一短。そして軽くて惜しげないこと以上にアドベンチャーでは頑丈性が重視されます。
なぜなら、スポーツは、ある意味では守られた空間内での行事ごと。
アドベンチャーはそうではなく、究極は自分しか頼れない環境での行動。
一緒にされやすいですが、根本的に違うものと考えていいでしょう。
陸上競技でダイバーズウォッチって役に立ちません…というか使いにくいですが、アドベンチャーでは頼りになる相棒となります。
ラグジュアリースポーティウォッチもアドベンチャーウォッチにはなり得ます。惜しげないという部分を除いては。
適材適所ということですね。腕時計を一本化するのは難しいですね。