性能の話ではありません。
どこかのSNSでシチズンが宣伝してたのを見たように思いますが、別段気にはかけていませんでした。
緊急事態宣言明けの百貨店、
何気に覗いた腕時計コーナーのショーウインドウにゴジラウォッチとして飾ってあったので、見せて貰ったのですが、文字盤をジッと見てもどこがどうゴジラなのかさっぱり分からず、「買って帰ってじっくり見ます」
と言ってしまったのに1分もかかってなかったように思います。(笑)
実を言うとゴジラそのものが目に止まったのではありませんでした。
目に止まったのはサイズ。
他のシチズン製ダイバーズに比べて明らかに小さい。でもレディースではなく、懐かしい感じの小ささ。
実際ケース径は42mmあります。でもベゼル径は41mm。この時計、ダイバーズ特有のベゼルのギザギザが若干大きいので実質40mmのダイバーズといった感覚。40mmのダイバーズというと現行は知りませんが、昔ながらのサブマリーナと同じといえば、古い時計ファンの方ならわかっていただけるはずです。スポーツウォッチは40mmくらいがベストだなぁとよく思います。多少ケースがオーバーしてても全体的に大きく見えるかどうかはベゼルデザインが重要。
あとラグ!
この時計はラグを含めた全長が46.5mm。
これもスポーツウォッチとしては収まりの良いジャストサイズであります。比較的細めの腕でも合うと思います。
そして厚みは12.5mm。
200m潜水用防水時計としては厚すぎず薄すぎす、これもジャストサイズだろうと。
重量はウレタンベルトを含めて97g。チタンではありませんが、軽快です。
使用してみて気がついた特筆すべき点は、ベゼルデザイン。ベースのケースより若干小さく作ってありますから、ケース自体がリュウズガードならぬベゼルガードになっています。
つまりぶつけた時にベゼルがパカンと外れにくい構造。これ、とても重要です。
昔、サブマリーナをドアの角にコツンと当てた時、ベゼルがパカンととれて無残な姿になりました。頑丈だと思ってたサブマリーナでこんなことあるのか?と大変ショックでした。
そんなに勢いよくぶつけたわけではなかったのに、当たりどころが悪かったんでしょう。でももし水中でベゼルが外れたら…考えると安心して使う気になれませんでした。水中で使う予定はなかったんですけどね。一回だけ使ったかな。
セイコーのツナ缶などはその点よく考えられたデザインですね。まさにプロの道具といった佇まい。
ただし外銅の分だけ大きく重い。
もうちょっと本気モードを落としてもいい。
アンダーケースをベゼルよりほんの少し大きくすれば解決です。それだけでサブマリーナの悲劇は起こらない。
その分ベゼルの厚みとしっかりギザギザをつけることで回し安さは抜群。ギザギザの配置を6箇所に分けることでイカつさは抑えている。
8時位置の竜頭、3時位置まで夜行をつけたデザイン、この時計のデザイナーは完璧に『解ってる』人だろうなと推測します。デイリーダイバーズウォッチとして本当にパーフェクトです。
それに“GODZILLA”とのコラボ。
地球最強のダイバーズの一つと言っていいんじゃないかと思います。
“相棒はゴジラ”
ちょっと頼もしいニュアンス♪
この同型ノーマルタイプは日本の正規では販売されていません。今のところ逆輸入。ゴジラだけが日本正規品です。しかも今現在、逆輸入ノーマルの方がゴジラより高い値段付けがされてます。このゴジラ、モノの割に価格(税込38500円)が控えめだったので、
“シチズンさん、ありがとう!”
と思って即購入となったのも事実。
ゴジラが出現しましたから今後ノーマルモデルも正規品になるかもしれませんね。