気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

GPS時計に思う 追記

それと、

複雑過ぎる機械は基本的にあまり信用できないなというのがあります。

例えば、こんなことありません?

車のナビ!こんな道を案内するなんておかしくね?ってイラッとすること。

普通に看板表示見て走った方が安心ってとき。

こうした方が早いでしょう?って。

でもそれは経験値である程度判断して回避できますね。

GPS時計を頻繁に使ってる人は経験値が上がるにつれ自分のGPS時計を信頼できたり、もしクセとかあればわかるので安心して使えると思うのですが、例えば殆どそういう経験ができない僕なんかは、もしも海外で使う機会に恵まれても、時間があってるかどうかスマホで確認するか?あるいは、手持ちの普通の時計で時差計算してGPS時計が合ってるか確認すると思います。

だとすれば、最初から必要ないよね?って事になるんです。

いやいや、電波時計よりもGPS時計の方が環境に左右されず修正きくのでエラーが少ないよというご意見もあるでしょう。

おっしゃる通りだと思います。外に連れ出せる腕時計だからこそGPS時計は電波時計よりも精度が高くなりますね。

イイと思います。

ただ、腕時計好きとしてはどうしても自分で時刻を修正するのが楽しいというか信じれるというか。

「自分を信じる。だからこの時計を選んだ」

と格好つけたい。

結局そこなんですけどね。

自分が手を入れられる範囲の機械の方が信じられる気がするのです。

 

GPS時計に思う

海外によく行く人には便利な時計だろうなと思います。

僕は多分買うことはないだろうとも思いますが、すでにGPS機能つきの時計はランニングウォッチやアップルウォッチがあるので、それで十分だと思っています。

それとデジタルに比べてアナログは複雑な時刻修正機能になるので、できればGPSによる時刻修正はスマホに任せて、腕時計の時間は自分で修正したいかなと。

時差を修正する機構は面白いですが、時差を自分で修正する楽しみを取らないで欲しいかなと、腕時計好きとしてはそう思うのです。

クロノグラフ VS ダイバーズ 追記

圧倒的に実用的なのは間違いなくダイバーズ。

 

ただし、

腕時計を実用性だけで語るのはナンセンス。

 

スタイリッシュでメカニカルで男心をくすぐるのはクロノグラフの方が勝っていると僕は思います。個人的感想ですけど。

 

僕が最も愛するクロノグラフは、他でもない。

オメガ スピードマスタープロフェッショナル

これ以外にない。

25年付き合ってきてますが、一向に飽きない。

もちろんこれも個人的感想です。

 

いや、ブライトリングだろ!

いや、俺はIWCだ!

いや、デイトナをおいて他にないよ!

いやいや、セイコーだって!

いやいや、パテックこそ世界一!

いや、ダトグラフの前には全て平伏すだろ!

 

…と個人的感想は人それぞれです。

 

何をもって格好いいかは個性があっていいと思います。

 

ただ、

 

もしも明日、ヒマラヤとか南極とかグリーンランドに行けと言われたら…ジャングルや砂漠も足しときましょう。そんなところに行く必要があるとしたら言われたら…

 

最も信頼するダイバーズウォッチを肌身離さずつけていきます。

 

クロノグラフは愛でる相棒、

ダイバーズは頼れる相棒。

 

僕の考えではそういうことです。

クロノグラフ VS ダイバーズ

夏が近くなってきています。

半袖の季節はどんなサイズの時計でも使える最高の季節であるとともに腕元の装飾もモロ出しで目立つ時期で気を抜けません。

クロノグラフ VS ダイバーズ

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などと昔からあるネタですが、全く違う時計ですし、クロノグラフダイバーズなんてのもありますし、ネタとしては雑誌でもメーカーが売りたい大きめのスポーツウォッチを並べて紹介してるだけにものが多いような。

アクティブなアピール度は、どっちも同じくらいなのでお好みで。と言ったら話が終わってしまいますので、もう少しだけ。

 

ブライトリングやジンのようなクロノグラフダイバーズは取り敢えず例外として。

 

スモールダイヤルを備えたクロノグラフと回転ベゼルのダイバーズはどっちが使いやすいか?

という問題に限定すると、僕自身の解答としては圧倒的にダイバーズの方が使いやすいというのが長年の結論です。

秒単位での計測が必要ならクロノグラフですが、分単位で60分以内限定で良いなら回転ベゼルの方が使いやすいなと。計測したい時にパッとプッシュボタンを押せれば良いのですが、「あ、測っておけばよかった…」と思った時に過去に戻ってスタートを設定できるし、長針が計測針なので見やすいのです。クロノグラフのスモールダイヤルは動きながら経過時間を確認するのが困難ですが、ダイバーズなら一目でわかります。これが疲れてる時にノンストレスで助かります。

 

 

 

太鼓NAUT

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SBEX003、

つい最近のことですが、とある店で目に留まりまして、試着したときに驚きました。

セイコーダイバーズ50周年記念に出た1000m防水。もちろん飽和潜水仕様でJAMSTECモデルと名がつく。JAMSTEC(海洋研究開発機構)についてはまた後日にでも話題として出したいと思いますが、とにかくこの時計は凄かった。

大きさより何よりその厚み。19.7mm!

ちなみに外径は48mm。

なんというか、腕時計をつけてる感が物凄くある時計でした。まるで小太鼓を腕に載せてるみたいな。確かにこのダイバーズに限っては標準的体型のスーツに合いにくい(合わないとは言わない)と思います。シャツ袖にまず収まらない。

SBDX013ツナ缶1000mオートマティックの17.2mm厚と比べても、どうしてここまで厚いかと思えるのですが…

 

しかし、その内容は素晴らしく高級ダイバーズです。

 

セイコーの最高級自動巻、雫石特製の8L。しかも10振動モデル!

16000A/m磁気に1cmまで近づけてもほとんどの場合性能を維持できるレベルの強化耐磁。

GSの特別モデルのように凝ったブルー文字盤は純鉄性。

陽極酸化処理(素材を電解処理することで、人工的に酸化被膜を生成させる表面処理)によるベゼル。剥脱や色褪せがないらしい。もっとも今となってはセラミックベゼルが有利かもですが。

ケースとベルトはダイヤシールド加工のチタン製。総重量200gは決して軽くはないのですが、そのサイズから想像される重量感とのギャップで軽く感じます。65万円が安いか高いかわかりませんが、唯一無二の存在感は圧倒的。もう二度と似たモデルは出ないんじゃないかなと。いやセイコーさんだからまたやってくれるかな?

2015年に出た限定500本だけど、あまりに凄い形ゆえか未だ店頭在庫あり。

僕はつけこなせませんが、良いなぁと思いました。

腕時計はいかに本当の意味で自分のモノにしていくかが勝負。

この時計を本当につけこなしている人は良い意味で凄いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

腕時計 適正サイズ

スーツにダイバーズはどうなのか?ということで結局はサイズによるでしょうと書きましたが、それでは腕時計の適正サイズとはどれくらいでしょうか?となります。

しかしこれは個人差がかなりあります。

手首の太さや身長とのバランス。

よく時計屋さんに小さな写し鏡がありますが、あれでは手首しか見えないのでNGです。

木を見て森を見ず

ということになります。

腕時計は道具であると同時にファッションと見ていいと思います。全身に対するバランス、そして好みの服装やその人のイメージ。

自分が好きな時計を使えばいいと基本的には思います。それは自分の好きなファッションをしていいということにつながると思います。

全体的に自分に合ってると思えば大きかろうが小さかろうがアリだと思います。

ただ、スーツに合わす場合はシャツの袖に収まるものがふさわしいと思いますから、スーツにも使える時計を選ぶ時はできればスーツで時計屋さんに行くべきでしょうね。サイズや時計のジャンルや色や形を含めて何だからダメとか、何だったらイイとか一発でわかるはずです。

 

スーツにダイバーズはダメなの?

スーツにダイバーズというとジェームスボンドが思い浮かびます。物語の中で様々に活躍するダイバーズウォッチとどんなシチュエーションでもスーツ紳士なジェームスボンドは男の憧れのような存在でした。

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ジェームスボンドの真似ではないですが、それならスーツにダイバーズウォッチはアリなの?

答えは「どちらでもない」。

 

ウィキによると、そもそも…

 

19世紀中頃に当時の日常着であったフロックコートを改良したものとされる。膝丈のフロックコートを短く腰丈にしくつろげるようにゆったりとした作りの、ラウンジジャケットやサックコートと呼ばれる上着である。これは自宅の広間などだけでなく、スポーツなどレジャーにも用いられた。

 

…とある。

だとすれば、ドレスウォッチよりもむしろダイバーズウォッチの方が合ってるとも言えます。

 

つまり、

スーツを着るシチュエーションの方が大事。

スーツというよりは仕事中なのか?あるいは冠婚葬祭なのか?あるいは三浦知良さんのように普段着なのか?

そもそも、ダイバーズウオッチを見て、「あ、ダイバーズウォッチなんかつけてる!」なんて思う人が何人いるのか?一部の人じゃないでしょうか?

多分、1番は大きさの問題ではないか?と思います。

シャツの袖に収まらないサイズではいくらなんでもスマートではないだろうと、僕は思います。

腕時計はシャツの袖にチラッと隠れているくらいがダンディかと。