気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

所有してきたクロノグラフ達 1

ロレックス デイトナ

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最も有名な機械式クロノグラフの一つだろうと思います。

「あがり時計」

の候補の一つとも言われます。購入したときは70万円ほどでしたが、今はいくらするのでしょう。時計の値打ちと言うよりは仮想通貨?的な裏付けのよくわからない価格がロレックスのスポーツモデル全般に付いてるようですね。

腕時計そのものに目をやると、防水機能のついた薄型クロノグラフ。視認性は持ってる中で言うと良くない方でした。機械はロレックスオリジナル。横須賀の時計屋さんの某御大は最低な評価を下されていましたが、この垂直クラッチは針飛びもなく信頼性は高いものでした。16年ほど使ってみましたが、故障も一度たりとなかったです。海でも山でも使いましたが頑丈でした。でも心から素晴らしいと思える時計ではなかったので、大胆整理したときに手放しました。正直、良い値段で売れました。心から素晴らしいと思えなかったというのは、クロノグラフとして意味がないからでした。サブダイヤルは使い物にならないし、プッシュボタンはネジロックを解除しないと使えないし、使えない機能のために無駄に重い。しかもタマ数が少ないという割に街ではサブマリーナ同様に他人とよくカブる。本物でないかもしれないけど、遠目には全くわからないし。そういうことを考えること自体が嫌になったというか。まぁ今考えれば幼稚な理由です。他人を気にしてる時点でまだまだ若造でした。でもそういうのはスポーツロレックスの宿命なのかもしれないですね。結構長い間持っていたのは良い経験でした。ホテルマンが腕時計をチラ見したあと「部屋のグレード上げられませんか?」と。そんなことも実際にありました。良くも悪くもそういう時計です。こういう時計してて「ねぇちょっと安くなりません?」とか価格交渉するのはかなり格好悪い。つまりクロノグラフとしての機能など、この時計には全く関係がない。そして僕は腕時計にそういうことを望む性格ではなかったと。それだけのことでした。