気まぐれ腕時計館

腕時計好きになって31年。貯めてきた戯論を気ままに書いています。

2019-01-01から1年間の記事一覧

GPS時計に思う

海外によく行く人には便利な時計だろうなと思います。 僕は多分買うことはないだろうとも思いますが、すでにGPS機能つきの時計はランニングウォッチやアップルウォッチがあるので、それで十分だと思っています。 それとデジタルに比べてアナログは複雑な時刻…

クロノグラフ VS ダイバーズ 追記

圧倒的に実用的なのは間違いなくダイバーズ。 ただし、 腕時計を実用性だけで語るのはナンセンス。 スタイリッシュでメカニカルで男心をくすぐるのはクロノグラフの方が勝っていると僕は思います。個人的感想ですけど。 僕が最も愛するクロノグラフは、他で…

クロノグラフ VS ダイバーズ

夏が近くなってきています。 半袖の季節はどんなサイズの時計でも使える最高の季節であるとともに腕元の装飾もモロ出しで目立つ時期で気を抜けません。 クロノグラフ VS ダイバーズ などと昔からあるネタですが、全く違う時計ですし、クロノグラフダイバーズ…

太鼓NAUT

SBEX003、 つい最近のことですが、とある店で目に留まりまして、試着したときに驚きました。 セイコーダイバーズ50周年記念に出た1000m防水。もちろん飽和潜水仕様でJAMSTECモデルと名がつく。JAMSTEC(海洋研究開発機構)についてはまた後日にでも話題として…

腕時計 適正サイズ

スーツにダイバーズはどうなのか?ということで結局はサイズによるでしょうと書きましたが、それでは腕時計の適正サイズとはどれくらいでしょうか?となります。 しかしこれは個人差がかなりあります。 手首の太さや身長とのバランス。 よく時計屋さんに小さ…

スーツにダイバーズはダメなの?

スーツにダイバーズというとジェームスボンドが思い浮かびます。物語の中で様々に活躍するダイバーズウォッチとどんなシチュエーションでもスーツ紳士なジェームスボンドは男の憧れのような存在でした。 ジェームスボンドの真似ではないですが、それならスー…

スプリングドライブに思うこと

クオーツの腕時計をセイコーが世界に向けて発売したのは1969年のクリスマス。 この時から簡単に正確な時間を大勢が共有できる時代がきました。 しかし電池の問題が残りました。 クオーツを発表したと同時に電池の問題を解決すべく、セイコーが満を持して出し…

連休明け

長い連休明けの朝、 バリバリ仕事するぞ! というか、気怠るい朝か? どっちにしてもパワーが必要ですね。 腕時計も元気が出るお気に入りをつけて 気持ちをリセットしたいところですね。

手巻 自動巻 水晶 どれがいい?5

サクッと其々について自分の考えを簡潔に書きましたが、どのシステムがいいか?というのは答えが出にくい話であります。 其々に楽しめる要素が違ってて、どれ一つがなくても他のシステムが欲しくなります。 更に手巻きなら巻き心地の違いがあったり、 自動巻…

手巻 自動巻 水晶 どれがいい?4

さて、クオーツ時計ですが… これはややこしい。 まず一つ言えるのは、 時計の歴史を辿ると正確さの追及でしたから、 ゼンマイ振り子式時計の正常進化がクオーツで、周期利用しているというところで過去の時計達と変わるものではないですよね。 水晶式以降は…

手巻 自動巻 水晶 どれがいい?3

そして自動巻時計、 地球の重力を利用してゼンマイを巻き上げる時計ですが、現在ある機械式時計の殆どが自動巻であると言ってもいいでしょう。 手巻き時計はほんの少数派。 言うまでもなく、その数の多さは支持率の多さでもありましょう。 わざわざゼンマイ…

手巻 自動巻 水晶 どれがいい? 2

まずは手巻 賢人曰く、 「シンプルで部品数も少ない構造の手巻時計は頑丈で壊れにくい。」 確かに仰る通りだと思います。 数日前にクロノグラフは部品数が多く構造が複雑なので故障のリスクは高いと僕も書きました。 しかし、一つ盲点というか考慮すべきとこ…

手巻 自動巻 水晶 どれがいい?

これもまたベタなネタですが、改めて自分の考えをボチボチと整理してみようと思います。 まず腕時計の駆動形態の種類として大雑把に分けると、 手巻き 自動巻 クオーツ と三種類に分けられますが、 其々の特徴をサクッとおさらいしてみようと思います。

新時代を生き抜く時計

令和を迎えました。 昭和から平成に変わった時は未来に何の不安も思いませんでした。学生だったからかもしれません。まだ若かった。 この新時代がどのように後に表現されるのか全く未知であります。 今の若者がどんな未来を感じるのか?そこに夢はあるのか?…

スピマスプロって…平成の最後に一言

「歴史の記憶装置」 この言葉の重みをしっかりと次代に繋ぐべき腕時計の一つ。 頑丈とか高価とかデザインとか、ましてやブランドやステイタスなんて箇条書きできる全ての項目を超越したところにある時計。 人類の財産と言っていいかもしれません。 それがわ…

スピマスプロって頑丈?その4

地球以外の星で初めて使われた腕時計、それがスピマスプロ。未知の場所で使えるというのは、頑丈に思えます。でも月面で使われたのはスピマスプロだけではなくブローバも使われています。これにはバルジューの手巻きが使われていました。製作は当時ブローバ…

スピマスプロって頑丈?その3

ケースはかなり頑丈な部類に入るんじゃないかと。 昔、スピマスプロ野郎という専用のサイトがあって、どこかの時計屋さんがNASAも驚きそうな派手なテストをされていましたが、壊れませんでした。ただ、30気圧だったかな?高気圧テストで裏蓋が変形してしまっ…

スピマスプロって頑丈?その2

まず最初に、 比較で言うと当たり前だけど機械はシンプルな方が頑丈ということ。 そういう意味では機械式のクロノグラフでシンプルな三針時計よりも頑丈なものはないと言っていい。クオーツにしてもデジタルは除外してアナログタイプは壊れやすい。 もちろん…

スピマスプロって頑丈?

オメガスピードマスタープロフェッショナル 言わずと知れたムーンウォッチ。 月面で最初に使われた腕時計。 NASAの厳しいテストをパス。 僕も長年愛用している時計の一つです。 この時計が本当に頑丈なのかと論破した文章を見たので期待して読むと… ・レマニ…

アップルウォッチをアウトドアに使う

スマートウォッチについての論議はまた別の機会に書きたいですが、今回は目についたのでチョコっと。 アップルウォッチは世界で最も普及しているスマートウォッチですが、これをアウトドアでも使おうということで、ミリタリー調の耐衝撃ケースがNESTOUTから…

セイコー シリコンストラップ

最近のセイコーダイバーズに使われるストラップにはシリコンストラップがつけられています。以前はウレタンでしたが、ウレタンの性質上経年使用でちぎれてしまうという経験をされた方は多いと思います。G -SHOCKも同じです。主に加水分解という反応によるも…

冒険家にはなれないなぁ

シチズンさん、太っ腹! なかなか渋い企画をしてくれます。 https://citizen.jp/promaster/30th/campaign/index.html#campaign01 自由に仕事休めたら挑戦したい! 無理だけど…休めない… こうやって大きな冒険のチャンスはあっても、普通は日常に押されてでき…

腕時計 という名の アクセサリー

腕時計の歴史を辿れば、軍用時計に行き着きます。ボーア戦争だかで兵士が懐中時計を腕に巻いたのが始まりだとか。 そしてもっと遡れば貴婦人方のアクセサリーだったと。 それはとてもちゃんと機能するのではないあくまでもアクセサリーだったと。権威の象徴…

深緑の季節 セイコー ディープフォレスト

数日前ですが購入しました。 セイコーマリンマスター ディープフォレスト 二つのネット本拠地では既に記載していますので、リンクを貼らせていただきます。 FIVE MEN’S FAVORITES http://bodie.web.fc2.com/a-chan/echolo/pg188.html WEB クロノス(メンバー…

一生モノの腕時計 (オモイ)

機械の心配を数回にわたってネガティブな立場で書きました。 結局、 メジャーメーカーの汎用機械が最も安全であります。 しかし、それでいいの? っていうことです。 修理の安心感から一生モノを選ぶというのは、単に一面だけであります。 もちろん重要です…

一生モノの腕時計 (使うの?使わないの?)

腕時計を修理もせずどうしても何十年ももたせるにはどうしたらいいか? 答えは簡単。 使わないことです。 でも家宝の茶器でもあるまいし、使わないままの腕時計は既に腕時計としては終わってて、家宝の茶器以下の存在でありましょう。価格に反映される値打ち…

一生モノの腕時計 (ハウスモノ)

ETAの2010年問題から自社製機械が雨上がりのミミズのようにあっちこっちから出てきました。それは腕時計の価格アップとプレミアム製にもつながり、メディアの提灯記事の影響もあってか、バカバカしい価格を平気でつけるようになっています。 しかし企業も生…

一生モノの腕時計 (安心できる機械)

では定番の機械とは? 長く作り続けられている機械であること。 日本にいても手に入りやすいこと。 候補として最右翼は、やはり機械式腕時計。 理由はローテクだからです。ローテクなものほど直しやすいのは当たり前です。 そして機械式の中でも ETA全般 セ…

一生モノの腕時計 (長持ちすること)

先に書いた賢人達の一生モノ三項は実はどれも切り離しては考えられない。 忘れてはいけないことは、 「モノは壊れる」 ということです。 古来よりそれは変わりません。 人間もモノもそれは同じ。 一生モノを考えるとき、そのモノを生涯使いたいならば、モノ…

一生モノの腕時計 (定義)

過去に賢人達はこう言いました。 ・長持ちすること ・修理できること ・裏切らないこと どれも納得であります。